地盤沈下に困惑する
正直、困惑しています。
自分が信じていた地面は本当の地面ではなくて
その上に築かれたにせの地面で
それに気づいた瞬間、崩れ、落ち始めるのです。
一度ならず何度も体験しては
いいかげんこの地面はホンモノの地面だろうかと
疑心暗鬼になるわけですよ。
まさか
>>「世の中には、「その気になれる人間」と「その気になれない人間」がおり、
>>この差異は個人の資質というよりも、
>>社会的条件(階層差)に深くリンクしているからである
そんなことは考えつきもしなかったですよ。
いや、正確には「それが問題であると認識できなかった」
問いを立てないことには答えは出ない。
もっと深く物事を掘り下げられるようにならないといけないなと思うのです。
でも、これを考えてひとつ思い出したことがあります。
それは、自分と音楽との関わり方なんです。
音楽を楽しむにはどうすればいいか、
なんて人それぞれなんでそれに関してどうこういうわけではないですが
最初はきれいなメロディ、かっこいいメロディに
ぐっとくる歌詞が乗っている音楽が好きでした。
頭の中で回るのはヴォーカルとメロディだけでした。
そのうち自分がリズムを意識していることに気づきました。
リズムを意識すると、割り切れないリズムのものはとても気持ち悪くなりました。
うまく乗れないからです。
いわゆる変拍子とかですね。
でも、それはもっと大きな枠で見たら、つまりそれをひとくくりにできたら楽しいものでした。
(長くなるのでこの辺で止めときます)
深澤直人氏の本で
「声を忘れて曲を知れ、曲を忘れて調子を知れ、調子を忘れて拍子を知れ」
という言葉が紹介されているのを見ました。
なんとなくこれと似ている気がします。
物事を解体しつつ、ひとつ進めることでまた違うものが見える
その繰り返しで自分の地盤を見定め続けるしかないのかな。
安住の地はなくなってしまったんですね。
知識の果実を口にした人間は
楽園から追放されるのではなくて
そこが楽園でないことに気づいてしまうのかな。
本当は自分が何一つ身に着けてはいなかったことに気づいてしまうのかな。
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